iPhone7最大の隠し玉「おサイフ機能」の衝撃 それは、まったく新しいSuica体験だった
iPhone 7にSuicaを登録するイメージは、「Suicaの情報をiPhoneに移行させる」と考えるとわかりやすい。Suicaの上にiPhoneを乗せて登録することで、チャージされた残高+カードのデポジット代金500円がApple Payに移る。さらに、定期券の情報も移るため、完全にプラスティックカードは不要となる。そのかわり、元々のカードは利用できなくなる。
Apple Watch Series 2にもSuicaを読み込ませることが可能。その際、Apple WatchをサポートするiPhone 5以降のデバイスであれば、iOS 10を利用することで、Apple Watch上にSuicaを登録可能だ。
1つのiPhone 7やApple Watchに複数枚のSuicaカードを登録し、切り替えて使うことが可能だ。しかし、1枚のSuicaカードを複数のデバイスに登録することはできない。
Apple Payに登録されたSuicaは、後日提供されるSuicaアプリを通じてチャージできる。その際、iPhone 7のApple Payにクレジットカードが登録されていれば、iPhoneだけでSuicaにチャージでき、また定期券の更新も可能だ。
まったく新しいSuica体験を創出
JR東日本の小縣副会長は、iPhone 7とApple Watch Series 2によるApple Pay Suicaの取り組みについて、「お互いに高いスタンダード同士のコラボレーションの結果、まったく新しいSuicaの体験を作り上げた」としている。「日本で発売iPhoneが大変人気で、私自身も利用してきた。一方我々は、4710駅、バス3万台、35万店舗以上で利用できるSuicaのインフラに磨きをかけてきた。素晴らしいデバイスと、日本を束ねるインフラが融合する、大きなインパクトになる」。
これまでのおサイフケータイでのモバイルSuicaとは別に、ゼロからサービスを作ってきた点を強調する。そのこだわりは、iPhoneでのSuica体験の柔軟さに現れている。
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