――ルネサスは顧客の要求に応えた製品を安く販売し続けることで高いシェアを握ってきた経緯がある。今後は力関係にも変化が出てきそうか。
力関係という問題ではない。お客様に喜んで使ってもらう、面白い製品を作っていきたい。そのためにデバイスやプラットフォームやいろんなものがあるが、お客様との関係においては最適になるよう、双方向で情報をやりとりして議論します。
半導体メーカーからみると最適ではないかという提案があったら、交渉していきます。われわれも情報を持っているので、お客様と共有しながら提案したい。繰り返しになりますが、お客様に使ってもらって面白いと言われるものを作りたい。そのためにも利益を出し、キャッシュを生み出す必要があります。
愛され、明るく働ける会社に
――世界で高いシェアを持つ半導体メーカーのクアルコムなどは、顧客から愛されるというより、恨み節が聞こえてきそうなくらい利益に貪欲です。まったく逆のビジネスモデルを目指す?
お客様から恨まれるようなビジネス戦略はわかりません。私がルネサスで目指したいことは2つ。お客様から愛される会社、そして従業員が明るく働ける会社です。
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