(第11回)インターンシップQ&A

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[質問]
志望している会社ではインターンを募集していないのですが、どうしたらいいですか?
[回答]
インターンを募集していないから諦めるというのが最も残念なパターンである。究極を言えば、本当に志望している会社には自分がインターン生の第一号として乗り込むくらいの気概を持って欲しいと思う。
社員が忙しくてインターンシップ制度を設ける余裕がない企業もあるが、もし「タダで構わないので一緒に働かせてください」と学生から言われたら、びっくりしても決して悪い気はしないはずである。そして、あなたが素晴らしい人材だったら、バイト代を払うことを考えてくれたり、「辞めないでウチで働いてよ」と言ってくれたりする可能性も生まれてくる。応募していなかったとしても、その企業で働くことを本気で考えているなら簡単に諦めないでまずは門をたたいてみて欲しい。

就職先人気ランキングの上位に必ず入っている企業の人事の方に聞いた話だが、インターンを募集し始めて数年は優秀な人材が集まり一定の成果をあげたものの、インターンシップ制度が流行ってくると応募者は型にはまった人が多くて2年くらい前にインターン募集をやめてしまったという。ところが、募集をやめてもインターンとして働きたいと連絡してくる学生たちがいて、その中にはなかなか見所のある人材がいるそうである。
希望する企業でインターンを募集していないことがわかって諦めるか、だったら他に応募者がいないからチャンスかもしれないと思って行動するかが、やがて大きな違いになってくると思う。そういうプラス思考を持ってぜひチャレンジしてみて欲しい。


※「大学生のためのインターンシップ成功指南」は、「ジョブウェブ」から提供を受けています。

佐藤孝治(さとう・こうじ)
株式会社ジョブウェブ代表取締役社長
1972年東京都生まれ 早稲田大学社会科学部卒。
就職活動後、大学4年生の96年10月ジョブウェブを創設。 97年7月、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に入社。
99年10月、ジョブウェブを法人化。
現在、株式会社ジョブウェブ社長として講演や勉強会などに全国を飛び回っている。学生の就職支援と企業の採用支援を通じて学生と企業の本音コミュニケーションをサポートしている。

 

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