オバマ・クリントン両氏はISの共同創設者? トランプ氏が「共同創設者」と発言

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 8月11日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(写真)は、オバマ米大統領と民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏が過激派組織「イスラム国(IS)」の「共同創設者」と発言した(2016年 ロイター/Eric Thayer)

[ワシントン/マイアミビーチ(米フロリダ州) 11日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏は、オバマ米大統領と民主党の大統領候補ヒラリー・クリントン氏が過激派組織「イスラム国(IS)」の「共同創設者」と発言した。

トランプ氏はこの日、米国政府がISの台頭を招き、「クリントン氏が一役買った」と発言。「ISはクリントン氏に最優秀選手(MVP)賞を授与するだろう。クリントン氏の唯一の競争相手はオバマ大統領だ」と語った。

トランプ氏は10日夜にフロリダ州で開催した集会でも、「2人(オバマ大統領とクリントン氏)を(ISの)共同創設者と呼ぶ」と発言していた。

11日朝に行ったCNBCとのインタビューでは「そう言って何が悪いんだ」とし、「私は事実を言っているだけだ」と語った。

クリントン陣営は声明で「的外れな主張」とし、「トランプ氏が米国を見下していることを示す新たな例」との認識を示した。

ホワイトハウスはトランプ氏の発言に対しコメントを差し控えた。

また、元議員5人を含む約70人の共和党員から成るグループが党全国委員会に対し、トランプ氏を支援するのをやめ、党所属議員を再選させることに注力するよう求めた。同氏の最近の発言を問題視した。

同グループは書簡の中で「トランプ氏の危険であつれきを生む行動はその他の共和党(議員)候補に対する脅威というだけでなく、わが党・国に対する脅威でもある」とした。

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