提案力を徹底比較! ケース別・おススメ生命保険◆40代編(全5ケース)
ケース12◆40代後半【45歳・男・独身】
喫煙20年で既往症、長いローン返済
45歳男性。結婚する気はあるのだが独身である。年収900万円。持ち家の住宅ローンの返済額は月16万円。63歳で完済予定だ。毎月10万円貯金しており、現在の預貯金額は1000万円ある。今後1~2年以内に車を買い替えたいと思っている。1年前に急性胃炎を患い、喫煙歴は20年。
「シングルで持ち家があり、貯蓄も1000万円あることを考えると、万一の際の整理を親族がすることを考慮しても、死亡保障は不要」とFPの和泉昭子氏は言う。「入院時も、一般的な病気なら貯蓄で賄える。ただし、喫煙歴が長いこと、63歳までは月々16万円のローン返済もあること、入院が長引いたり予後のキャリアに影響が出る重篤な場合も考慮し、所得保障的に日額1万円程度の医療保険にガン保険を終身タイプでつけておくと安心」。問題は既往症である。FPの三輪鉄郎氏は「医療保険は引き受け制限がなくなってから加入すればよい」と提案。和泉氏も「三井は既往症から引き受け基準緩和型の終身保険を提案しているが、割高な保険料を払ってまで終身保険に入る必要がない」と言う。
FPの桑山政嗣氏は「住宅ローンが63歳まで続くので、就業不能に備えた長期所得保障保険は必要」と言う。「ローン返済および生活費を考えると、月30万円程度が望ましい」。医療については「病気やケガに対する備えは社会保障で約50%程度カバーされているので、日額5000円程度の医療保険で突発的な医療費支出に備えておきたい」として、「割安なアフラックがお勧め」と言う。