「毛バリ」政策は打たない 苦い薬も正直に伝える

甘利明 自民党政調会長 

「毛バリ」政策は打たない 苦い薬も正直に伝える--自由民主党 政務調査会長 甘利 明

安倍自民党は、来るべき総選挙でどんな政策を掲げて戦っていくのか。また、円高デフレにどう対処するのか。甘利明・新政調会長に尋ねた。

──次期総選挙のマニフェスト作りの進ちょくは?

茂木敏充前政調会長の時代に政権公約は九分どおりまとまった。安倍晋三新総裁の思い入れもあり、政権公約はこれから書き直すというより加筆する感覚でまとめたい。

特に、安倍総裁はあらゆる英知を結集して日本経済を再生させると宣言している。日本に残されている経済再生の時間は少ない。政権を取ってから対策を始めるのではなく、今のうちに党内に経済再生本部を立ち上げ、政権を取ったらシームレスにつながるようにしたい。安倍総裁は教育再生への思い入れが強い。政調会の中に、総裁直属というほど大掛かりではないが、教育再生本部も立ち上げていきたい。

──経済政策は何がポイントになりますか?

超短期的にはデフレ・超円高からの脱却だ。日本銀行と政府が政策目標を共有し、ベクトルを同じくして努力する。実際の政策効果もあるだろうし、市場に与える日本国の姿勢もプラスに働くのではないか。もちろん、日銀の独立性についても、国際標準はきちんと守っていきたい。

為替でいうと、日本単独でできることには限界がある。国際協調が重要だ。ただ、円の独歩高はちょっと異常であるということもアピールしていかないと。外債購入も、為替介入は政府がやっていくことで、日銀とバラバラではむしろ一体感が取れない。そこは、政府としっかり連携し、使えるオプションは最大限使っていく発想が大事だ。

 

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