二次電池で世界をリードする韓国企業、次の市場開拓に備えよ

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韓国はなぜ日本との10年の技術格差を縮め、小型電池市場で1位になれたのか。最大の要因は「選択と集中」だ。サムスンSDIが参入した00年は、二次電池の主流がニッケル系からリチウム系へ移る時期。当時、ニッケル系の二次電池関連技術と市場は日本が掌握していた。

サムスンSDIはニッケル系市場を放棄し、リチウム電池の開発に没頭した。小型のIT機器の成長とともにリチウムイオン電池が主流となり、その波に乗った。

05年に参入したLG化学は、電気自動車用のバッテリー市場に集中、成果を上げている。オーナーの果敢な決定と後押しも一役買った。サムスンSDIが10年もの間、技術開発と生産ラインの確保に投資した金額は900億円以上。ある業界関係者は、「二次電池の技術開発と生産のためには巨額の投資が必要だが、日本企業は投資の意思決定が早くなかった。オーナーが強いリーダーシップを持つ韓国企業だからこそ可能なこと」と言う。

市場の状況も韓国企業に有利に動いた。00年代半ばから、IT機器の生産が拡大した。携帯電話、MP3プレーヤー、ノートPC、デジタルカメラなどの充電用電池に対する需要が急増。おのずと市場には需要と供給の不均衡が生じた。

後発企業である韓国にも、納品できるチャンスが来た。サムスン電子やLG電子など電子・電機製品を製造するグループ系列会社が、事業の草創期に安定的な顧客となった。

以降、韓国企業は素早い成長を遂げた。迅速に大規模な生産ラインを整え、価格競争力を確保した。00年代初頭、爆発の危険性を理由に韓国企業を避けていたIT機器メーカーが、韓国の製品を求め始めた。技術力と完全性、経済性で日本を追い越すようになった。

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