経済危機は9つの顔を持つ 竹森俊平著 ~経済の「謎」に言葉で迫る

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 さらに、日銀審議委員も務めた中原氏は「現在の危機が二~三年で終わるショートタームなのか、あるいはサッチャー、レーガンからはじまった新自由主義の終焉なのか、一九二九年の大恐慌にまで遡っていく話なのか、まだ結論がついていない」と冷静に分析したうえで、「少なくとも、私は30年間続いた新自由主義がこれで終わると思う」と語る。

そのほかにも本書には教訓となる珠玉の言葉が溢れている。評者には得心できない対談もあるが、理論やデータでは解けない経済の「謎」に言葉で迫る本書の試みが時宜を得た挑戦であることは間違いない。

たけもり・しゅんぺい
慶應義塾大学経済学部教授。1956年生まれ。86年同大学院経済学研究科修了。同年同大学経済学部助手。89年ロチェスター大学で経済学博士号取得。著書に『経済論戦は甦る』『資本主義は嫌いですか』『世界デフレは三度来る』など。

日経BP社 1680円 438ページ

  

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