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半導体メーカー「ネクスペリア」の経営権をめぐる中国とオランダの泥仕合、100日経っても終わらない背景とは

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なぜこんな異常事態に陥ったのか。ネクスペリアの前身は、オランダのフィリップスの半導体事業が分離独立したNXPセミコンダクターズの汎用電子部品部門だ。同社の製品はドイツのフォルクスワーゲン(VW)やBMW、日本のホンダなど多数の自動車メーカーで使われている。

ウイングテック創業者の張学政氏は、ネクスペリアCEOへの復帰をオランダ側に求めている。写真はウイングテックの社内会議で話す張氏(同社ウェブサイトより)

ウイングテックは2018年から20年にかけて、総額338億元(約7300億円)を投じてネクスペリアを完全子会社化。ウイングテック創業者の張氏が19年12月にネクスペリア会長に就任し、20年3月からはCEOを兼務していた。

ところが24年12月、アメリカ商務省の産業安全保障局(BIS)がウイングテックを「エンティティーリスト」(訳注:国家安全保障や外交政策上の利益に反すると判断された企業等のリスト)の対象に指定。子会社のネクスペリアの前途に暗雲が漂い始めた。

緊急措置を裁判所に申し立て

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