ホンダやトヨタが参入する市場規模300億円「レストア」という新ビジネス

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足まわりや排気系の変更ならまだしも、アメリカなどではサードパーティのボディキットに変更しているNSXも少なくない。そんなとき、どう折り合いをつけていくのか。

「初期型NSXは、国内と国外でオーナー数はだいたい半々。どちらもサービスの対象と考えています。具体的な内容は、追って決めていくことになります」(担当者)

縦置き「AE86」に横置き「AE101」のエンジンが

TAS会場では、もうひとつ、注目のレストアビジネスを見つけた。

「TOM'S レストアサービス」が「TOM'S HERITAGE(トムスヘリテージ)」として、いよいよ本格的に動きだそうとしているのだ。

「TOM'S HERITAGE」がレストモッドした「AE86レビン」(筆者撮影)

株式会社トムスは、読者の方は先刻ご承知のとおり、トヨタ車のオフィシャルチューナー。モータースポーツ事業を中心に、自動車用品事業も展開している。

スポーティなトヨタ車に乗っていて、TOM'Sのパーツに興味を持ったことがある、という人は、けっこうな数いると思う。

同社では、25年のTASですでにこの事業を紹介。そのとき会場には「AE86レビン」(1983-87年)のシャシーだけが置かれていた。

それが今年は、完成車になっていた。美しいツヤのある車体と、新車のような内装。

内装も当時の雰囲気を重視しつつ、現代のテイストが加味されている(筆者撮影)

もうひとつの特徴がエンジンで、わざわざボンネットを開けて見せていたのは、86より2世代あとの「AE101レビン」(91-95年)用エンジンだ。

本来は横置きのAE101用「4A-G」エンジンを縦置き搭載に変更。吸気用のトランペットと、手曲げだろうか独立ブランチ型エグゾーストが美しい。

見かけだけでなく、あらゆるところに手を入れたチューニングが施されている。これは、TOM'Sが長年蓄積してきたノウハウを活かしたものという。

標準オーバーホール+αの「Aスペック」、チューンナップした「Bスペック」、そしてオーダーメイドの「Cスペック」、3つのエンジンメニューを用意(筆者撮影)

エンジンのチューンナップには3つのメニューが用意されるそうで、ベースは80年代のモデルなのに、サーキットで現代のクルマを抜き去ることもできそう。

「私たちがやっているのは、過去のモデルの忠実な再現でなく、いまAE86が登場したら、どんな性能が期待されるか、といったコンセプトで車両を仕上げています」

担当者はそう説明してくれた。

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