スマホに「見知らぬ国番号から着信」が急増する訳、特殊詐欺に使われた電話番号の75%以上が「+」から始まる国際電話《自分は大丈夫!は命取り》
◎本物の警察署の電話番号一覧を見ると、末尾が0110の番号が多いのがわかる
もう1つの典型的な手口が「ワン切り」による詐欺です。着信音を一度だけ鳴らして切り、着信履歴に国際電話番号を残すことで、受信者が不思議に思って折り返し電話をかけるのを待ち構えています。
折り返してしまうと、高額な国際通話料金が発生するだけでなく、詐欺グループに「この番号は現在使用されており、反応するカモだ」という情報を与えてしまうことになります。
接続された先では、「数億円が当選しました」といった偽の当選通知が流れたり、無意味な通話を引き延ばされたりして、通話料の一部がキックバックとして犯人側に渡る仕組みです。スリランカ(+94)やパプアニューギニア(+675)など、普段なじみのない国からの着信履歴には特に警戒が必要です。
「出ない・かけ直さない」が鉄則!個人でできる防衛策
国際電話詐欺から身を守るための最大の防御策は、心当たりのない国際電話には「出ない」「かけ直さない」ことです。
家族や友人、取引先が海外にいない限り、日常生活で国際電話がかかってくることはまずありません。「+」から始まる番号が表示された時点で、受信せず、無視を貫きましょう。
もし誤って出てしまった場合でも、相手が金銭や個人情報を要求してきたら即座に電話を切ることが重要です。公的機関や通信事業者が、自動音声や国際電話を使って個人に警告を行うことはありません。
また、スマートフォンの設定で対策を講じることも有効です。iPhoneであれば「不明な発信者を消音」機能をオンにすることで、連絡先に登録されていない番号からの着信音を鳴らさないようにできます。
Android端末でも、電話アプリの設定からブロック機能を利用できるほか、携帯電話各社が提供する迷惑電話対策オプションを活用するのもよいでしょう。
固定電話の場合は、国際電話そのものを使わない設定にすることで、物理的に着信を遮断することが可能です。国際電話不取扱受付センターへ申し込みしましょう。ウェブ申し込みのほか、電話や郵送でも申し込めます。KDDIやソフトバンクの固定電話なら、国際電話の発信を休止させることも可能です。
高齢の家族がいる家庭では、こうした設定を代わりに行ってあげることも親孝行になるのではないでしょうか。


















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