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議員定数削減法案先送りで自維連立に早くも暗雲、日本維新の会台頭の原点となった2012年の自民党政権奪還衆議院選挙の陰で起きていたこと

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――その日本維新の会が頭角を現したのが12年の衆議院選挙でした。選挙を前に自民党や民主党とは別の第3極をつくろうとする動きが活発で、石原慎太郎・東京都知事が橋下徹・大阪市長らの日本維新の会に合流しました。

維新はこのときの衆院選の比例で1226万票も取り、54議席を獲得した。自民が1662万票、民主が926万票だったことを考えると、大健闘だった。09年の衆院選で民主党に投票した有権者のなかには、民主党による政権運営に失望したとはいえ、いきなり自民党には投票できないという人が多くいたはずだ。そういう人たちの途中下車として維新が機能したのだろう。

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