「通貨」はこれからどうなるのか 浜 矩子著
尻尾が犬を振り回している──。カネの世界がモノの世界を翻弄し、通貨関係の浮沈が人々の行動や経済活動の行方を規定しているかのようにさえ見える。
同時に経済活動を突き動かす力が集約から分散の方向に進路変更を始めた。となれば通貨の世界もまた、同じ方向に向かわざるをえない。そこでは地域通貨の考え方が理にかなう。地域通貨構想は、下手をすれば引きこもりと排除の論理につながっていくおそれがあるが、国際分業を徹底追求すれば、その方向に突き進むことにはならないかもしれない。
円ドル相場の先行き、ユーロの未来、財政危機の行方はどうなるのか。通貨に絡む疑問に大胆に答える。
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