

日本の受験・教育が“受動から能動へ”“暗記から創造へ”
ここで象徴的に描かれているように、日本の教育や大学入試は長いあいだ“受動的な学び”に偏ってきました。知識を詰め込み、正解を当てる力を競う、というスタイルは確かに一定の成果を生んできましたが、国際的に見るとすでにスタンダードではなくなりつつあります。
世界のトップ大学が重視しているのは、「自分で問いを立てる力」「異なる知をつなぎ、新しい価値を生み出す力」「社会の課題を自分ごととして扱える力」といった、“未来をつくるための学び”です。
今回の東大CoDの設立は、日本の大学入試がいよいよその方向へ舵を切った象徴的な出来事だと言えるでしょう。秋入学、文理融合、英語による学び、プロジェクト型カリキュラム、多様な背景の学生が混ざる環境——どれも従来型の大学教育とは大きく異なる価値観を示しています。
もちろん、この新学部が日本全体の受験や教育にどのような影響を与えるのかは、まだ誰にもわかりません。しかし一つだけ確かなのは、「子どもがどのように学び、何を目指すのか」を、親や学校がこれまで以上に深く問われる時代になるということです。
東大CoDをきっかけに、日本の受験・教育が“受動から能動へ”“暗記から創造へ”変わっていくのか。今後の動向に注目しつつ、私たち大人もまた、子どもたちの学びをアップデートし続ける必要があるのだと思います。
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