ーーー親御さんや指導者としては、今回のCoDを子どもが受験したいと思ったときに、意識することはなんだと思いますか?
孫「一番大事なのは、子どもに“東大に行きたい理由”を、『偏差値が高いから』以外の言葉で考えさせることだと思います。
どちらのRouteも面接がありますが、そこではおそらく、自分の感覚だと9割以上の確率で、『東大じゃなきゃいけない理由』を聞かれると考えています。『なんでハーバードじゃなくて東大なの?』『なんでオックスフォードじゃなくて東大なの?』と聞かれるのではないかと。
ーーーそれは既存の東大推薦入試でも聞かれることの多い質問ですね。
孫「はい。でも、東大を目指す人って、『とりあえず東大』と考えている人が多いですよね。親は、子どもに偏差値が高い以外の理由を考えさせなければならないのだと思います。
CoDの場合、『自分はどんな社会課題にモヤモヤしているのか』『その課題に対して、どんなアプローチで関わりたいのか』『そのために、なぜCoDで学ぶ必要があるのか』という“3段階の問い”が必ず必要になります。
たとえば、
など、テーマは何でもいいのですが、『なんとなくSDGsに興味があります』レベルでは、すぐに見抜かれてしまいます。
だからこそ、親や先生ができるのは、“答えを教えること”ではなく、『それって、何が一番おかしいと思っているの?』『もし自分ができることがあるとしたら、どんな小さな一歩から始めたい?』と問い続けることなんだと思います。そうやって自分の言葉で語れるテーマを持っている子が、CoDのような学部には一番向いていると思いますね」
日本が抱える“現在の大学受験”の課題
いかがでしたでしょうか。
『ドラゴン桜2』でも、現在の大学受験や学校教育の受動的なスタイルに対する批判のシーンがあります。
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