あと、細かいところですが、秋入学・初年次全寮制という点も大きいですね。最初の1年を世界中から集まった学生たちと同じ寮で過ごすなかで、バックグラウンドの違う仲間と議論したり、一緒にプロジェクトを進めたりする経験が、CoDの“土台”になっていくと思います」
2つの入試ルートとは?
ーーーなるほど、文理融合で実践型のプログラムなんですね。入り方としては2つのルートがあるとのことですが、ここについても教えていただいていいですか?
孫「はい。公式には“Route A”と“Route B”という2つのルートが設定されています。ざっくり言うと、
というイメージですね。
Route Aは、共通テストの受験が必須になっていて、そのうえで『教員からの評価書』『英語能力試験(TOEFL・IELTS・英検など)のスコア』『英語で書くエッセイ』『英語(必要に応じて日本語も併用)の面接』といった要素を総合的に見て合否を判定します。
いわゆる“二次試験の筆記”はありませんが、だからといって楽なわけではなく、共通テストで一定レベルの総合力を出しつつ、思考力や表現力をエッセイと面接で示さなければなりません。
一方、Route Bは、主に海外やIBで学んできた生徒向けです。こちらは共通テストは課されず、その代わりに『IB Diploma、Aレベル、SAT、ACTなどのスコア』『教員による推薦・評価書』『英語でのエッセイ』『オンラインでも受けられる英語面接』を中心に見られます。海外在住のまま日本に来ずに受験できる仕組みになっていて、アジア圏や欧米の優秀な学生が受けやすい形です。
どちらのルートも共通しているのは、“点数だけ”ではなく、その人がどんな問題意識を持っていて、どんな経験を通して何を学んできたのかをかなり丁寧に見る“ホリスティックな選抜”だということですね」[より詳しい解説はこちら]



















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