実際、大森氏が携わったプロジェクトでは、トータルデザインの考え方が生かされている。例えば、「大阪環状線改造プロジェクト」では、車両以外が先行してプロジェクトチームのシンボルマークがあったが、これを車両に導入することにして一体感をもたらした。その考えは駅サインや広告などにも展開され、プロジェクトの一体感が目で見える形になった。
今回、大森氏が広島電鉄の駅前プロジェクトにおけるラッピング電車を担当するに至った背景には、レッドウィングのデザインを手がけ、その成功を収めていたことが大きく影響している。
「このラッピング列車は、ある意味では、私にしかできない仕事だと思った」。大森氏はそう強調する。
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