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高市早苗政権の対米・対中外交に不安を覚える。「リアリズムに徹するのか、保守強硬派として筋を通すのか」高市首相は近い将来に決断を迫られる

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〈首相は会談冒頭、「中国は日本にとって重要な隣国だ」と強調。「『戦略的互恵関係』の包括的な推進と、建設的かつ安定的な関係の構築という日中関係の大きな方向性を改めて確認したい」と前政権の姿勢を引き継ぐ意向を示した。ただ、硬い表情は崩さなかった。/「会談時にどういう表情をつくるか、首相は考えて臨んだ」。首相側近はそう明かし、「『実務的な関係を築きましょう』という習氏へのメッセージだ」と語る。/対中強硬派、親台湾派として知られてきた首相。4日に自民党総裁就任後も中国国内の人権問題をめぐり「中国共産党による弾圧が続いている」と批判したり、日台関係の重要性を訴えていたりしたが、21日に首相に就任すると、こうした言動はぱたりとやんだ。〉(10月31日、「朝日新聞デジタル版」)

しかし筆者には、高市氏に対中国、対台湾の明確な戦略があるとは思えない。11月1日、高市氏が前日の日中首脳会談の成果を覆すような行動を取ったからだ。

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