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今までのエアコン選びはここに無駄がある。電力中央研究所のプロが指摘。省エネで快適なエアコン暖房の選び方、使い方とは?

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この畳数目安は、住宅の断熱性能が現在よりも低かった1964年に定められて以降、改正されていない。そのため、当時より断熱の良い住宅を対象にこの畳数目安を用いると、過剰な容量のエアコンを選択することになりうる。ライフスタイルも考慮されていないといった課題もある。

実際の熱負荷から必要とされる容量より過大な容量の機器を設置すると、熱負荷が小さいため、エアコンがON/OFF運転を繰り返す頻度が増え、消費電力が増える。最近は、エアコン性能が向上しており、低負荷時にも小さく動き、ON/OFF運転を抑えられる機器も多く出ているものの、必要な熱負荷にあった機器容量を選ぶことが望まれる。

上記の課題を背景に、当研究所では「エアコン選定支援ツール(ASST)」を開発した。

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