小学校受験で「わが子の足を引っ張る親」の失敗エピソード、"やらかし"に学ぶ面接対策 ミス乗り越えた家族の「成功ストーリー」も紹介
今日から実践したい、面接で成功する「3つのポイント」
さて、これから小学校受験に向かう皆さんには似た失敗をしてほしくないので、今からできる面接練習のポイントを紹介します。

・メモは箇条書きで「キーワード」を押さえるだけにして、残りは自分の言葉で話せるようにしましょう。
・伝えたいエピソードなどは3つほど準備しておくと安心です。
・「思った以上に声が小さい」「文章が長くなっている」など、他人目線での課題が明確になります。
・見直しを繰り返すことで、自然で聞き取りやすい話し方になります。
・親が隣にいても、ふざけたり緊張したりせずに話せるような準備が必要です。
・子どもは、自分が質問されているときは真面目に答えても、両親が質問されているときには「関係ない」と思って、姿勢が乱れたり集中力が切れたりすることがあるため、練習時は流れを通して練習する。
面接で大事なのは、どんな想いで子どもと関わっているか
学校が見ているのは、親の経歴や子どもの成果ではなく、家庭の在り方です。これまでを振り返り、「子どもがどんな失敗をしたか」「そのときどうやって乗り越えたか」「親はどんな関わりをしたか」「どんなことを頑張ったか」「子育てで大切にしていることは何か」などを言語化できるようにしておきましょう。
このとき、立派な答えを言おうとする必要はありません。自分たちがどんな想いで子どもと日々関わっているのかを、自分の言葉で説明することが重要です。
面接は子育ての棚卸しで、今までを振り返るチャンスでもあります。子どもが楽しかったことや失敗したこと、つらかったことなどは何だったか、どんなふうに子どもと関わってきたかを考えてみてください。
子どもは、面接本番を迎えるまでにたくさんの努力を積み重ねています。数年間の子どもの頑張りを無駄にすることがないように、父親も母親もしっかり面接の練習をしましょう。そして家族でいちばんの笑顔で、面接に向かってくださいね。
(注記のない写真:Fast&Slow / PIXTA)
執筆:コノユメスクール代表 大原英子
東洋経済education × ICT編集部
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