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コロナ禍の大赤字から回復したアルミ大手の日本軽金属のトラック架装、市場縮小やEV化など次なる難題に立ち向かう覚悟

日本軽金属HDの事業会社、日本フルハーフはトラックの架装で物流現場において存在感をもつ(Mugimaki / PIXTA)
コロナ禍で業績が落ち込んだアルミニウム大手、日本軽金属ホールディングスの業績が着実に回復している。2023年3月期決算の営業利益は前年比66%減の75億円にまで落ち込んだが、2025年3月期は217億円にまで回復した。
2026年3月期も営業利益予想は230億円で、同社でコロナ禍の影響が深刻化し始める前の2022年3月期実績を上回る見通しだ。株価も8月に年初来高値を更新し続け、4年ぶりの高値圏にある。

業績回復の要因のひとつはコロナ禍に業績が大きく落ち込んだトラック架装事業の復調だ。同事業はトラックに搭載するアルミ製の箱形荷室やトレーラーなどの製造を手がけている。

日本フルハーフはトラックのアルミ荷室などを架装している。写真はCO₂排出量の約8割を削減できたリサイクルアルミ100%のボディ(写真:日本軽金属HD提供)
日軽金HDのトラック架装事業を手がける事業会社・日本フルハーフは2022年3月期に16億円の営業赤字に陥り、2023年3月期には54億円にまで赤字が拡大。日軽金HD全社の業績を大きく押し下げた。
大赤字だったトラック架装が回復
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