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TICADで脚光浴びたサブサハラアフリカ。金利上昇や援助縮小の試練を乗り越えられるか? シティグループ同地域統括に聞く「成長の原動力」

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──経済や社会がレジリエント(強靱)で柔軟性を持ち、成長力を持っているという見方について、もう少し詳しくご説明ください。

サブサハラ地域では、(行政の統計などに反映されない)インフォーマルセクターが経済のかなりの部分を占めている。さまざまな困難を乗り越え、適応したりするうえで、インフォーマル経済には強みがあるということは言える。

サブサハラ地域ではさまざまな産業が勃興している。たとえば情報通信産業は25年前のナイジェリアにおいては経済のわずか0.1%しか占めていなかった。それが今では10~11%にも拡大している。携帯電話の普及によって非常に大きなエコシステムが形成され、それがさまざまな雇用の機会を生み出している。

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