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【徹底図解】なぜ今?半導体商社の再編が急加速…業界2位レスターに「傘下入りしたい」と打診した企業は?ファンドも参戦して交錯する思惑

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この図を見ると、業界は大きく3つに分類できることがわかる。独立系、ルネサス系(契約解消済みも含む)と、三菱電機系だ。ここ数年相次いでいる大きな再編には、「特定メーカー系列同士の統合」もしくは「独立系による買収」の2つのパターンがある。

例えば、7月に経営統合を発表した佐鳥電機と萩原電気HDは、どちらもルネサス系列。2024年にリョーサンと菱洋エレクトロの統合によって誕生したリョーサン菱洋HDもその一例だ(参考記事)。

独立系商社による、メーカー系商社の買収も相次いでいる。前述の、加賀電子による協栄産業の買収はその一例。2024年には、業界トップのマクニカHDの子会社であるマクニカが、ルネサス製品の販売権を失い業績が急激に悪化したグローセルを買収した。

業界勢力図が変わった

下のグラフは、これら主な商社の2026年3月期の売上高予想と、2016年3月期の売上高を比較したものだ。

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