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〈詳報記事〉ホスピス住宅最大手・医心館に「がんの父」を託した娘の疑問。転移なし・ステージ2なのに末期がん扱いで訪問看護、会社側は不正を否定
入居初日の午後、居室で医心館の提携医療機関である訪問診療クリニックの主治医(以下、A医師)の初診があった。
「末期がんですね」
A医師は父親に聴診器を当てて簡単な問診をすると、佳代子さんを廊下に呼んでこう告げた。佳代子さんはギョッとした。総合病院に入院していたときの主治医(以下、B医師)から転移はなかったと聞いており、「末期」という発言も一度もなかった。
そう伝えると、A医師は「高齢だと、だいたいそういうものなんですよ」と言った。その場では「そんなものでしょうか」と返すのが精一杯だったが、強烈な違和感が残った。
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