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業績を牽引してきた「ヤクルト1000」シリーズはブームが一巡・・・ 新商品「糖質オフ」は新規客の獲得進め、販売数量を回復させられるか
1000シリーズの生産能力は、2023年度の途中まで十分ではなかった。そのため在庫を切らすリスクを避けるには、ヤクルトレディが新規客を獲得するための営業活動や、店頭での販促活動に対して制限をかけざるをえないという状況が続いていた。
そんな中、2024年1月、静岡県で富士小山新工場が稼働。これで2024年度には、フルにアクセルを踏んだ営業や販促が可能となり顧客獲得が進むとみられていた。
しかし、ふたを開けてみると、顧客数が増えても既存客1件当たりの販売本数が減少するなどして、全体的な数量の拡大には至らなかった。店頭品については、習慣的な飲用を促すために力を入れた6本パックの配荷・販促が効き、数量は増加。ただ、継続的な購入に至らなかったライトユーザーが、計画以上に離反してしまった。
糖質オフの新商品を投入
もう1つの誤算は、新商品投入で新規客を囲い切れなかったことだ。
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