
GHG削減戦略委員会で次世代燃料などを検討
──サステナビリティの推進体制について教えてください。
社長を委員長とする「サステナビリティ経営推進委員会」を設置し、グループ全体の推進方針を決定している。
さらに、GHG(温室効果ガス)削減のため、技術的側面を含めた具体的な戦略方針を作る「GHG削減戦略委員会」を置いている。ここでは次世代燃料や新技術の検討など、より専門的視点から戦略を練っている。
下部組織には、関連する幅広いテーマを議論し課題共有を行う「サステナビリティ専門委員会」などもある。各部門の部長級がメンバーとなり、サステナ担当部署だけで取り組む形にならないよう、情報共有に力を入れている。
──重要課題は?
2022年からの中期経営計画(中計)で、「安全・品質」「環境・技術」「デジタライゼーション推進」「人材」の4つの機能戦略を掲げている。
さらに、土台となる「経営基盤」を含めた5分野で「人権の尊重」「安全運航の推進」「低炭素化・脱炭素化」など12のマテリアリティ(重要課題)を設定した。
それぞれのマテリアリティにKPI(重要業績評価指標)を設定し、中計と連動させて進捗をモニタリングしている。とくに「脱炭素」は、企業の成長機会として積極的に取り組んでいる。
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