永谷:そもそも、1次産業は日本人の食料や資源の生産を担う重要な産業で、生活に必要不可欠なものですよね。
それこそ鈴木さんの立場なら「テレワーク支援」になるし、私の立場なら「観光事業への参入」を促すことで担い手不足の解消に役立てていきたいですね。そのために、国の支援ももっと必要ですよね。
1次産業の発展にも「マーケティング」が欠かせない

鈴木:本当におっしゃる通りです。
さらに、1次産業者は構造的に「何を、誰に、どうやって、いくらで売るか」を考える機会が少なく、新たな事業やアイデアが生まれにくい。
こうした「クリエイティブ性の停滞」も、後継者不足の一因になっているように思います。
永谷:現在は「食べチョク」のようなプラットフォームも出てきて、生産者が消費者と直接つながることで、「この写真を使うとしたらどうか」「いくらの価格設定がいいか」などを考える機会が増えてきています。
「新たなマーケティング」を開拓することで、彼ら自身の仕事にもプラスになる好循環を生み出せるのではないでしょうか。
→皮肉にも「学力が全国1位」だったから…「若者がどんどん地方から出ていく」本当の"原因"は何か
【この対談の3回目】
→「西麻布のラウンジより、地元で家族とキャンプのほうがかっこいい」東京のエリート層で静かに起こる"大変化"
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら