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石破流政治の実現へ首相が学ぶべき「小泉流」 少数与党政権は今夏の参院選を乗り切れるか

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石破首相は参院選を乗り切れるか。「変わり種」だった小泉元首相の個性と特徴を生かすパワーが教訓になる。

2003年、小泉首相(当時)と海上自衛隊のパレードを観閲する石破氏。小泉内閣に防衛庁長官で初入閣した (写真:共同)

首相就任直後の衆議院総選挙で惨敗し、船出から「少数与党の漂流政権」となった石破茂首相が何とか無風越年で2025年を迎えた。今後は1月24日開会の通常国会、3月末が大一番となる2025年度予算をめぐる攻防、その先に7月20日投票と予想される参議院選挙が控える。

「一寸先は闇」の超弱体政権だが、行方を占うカギは何よりも国民の支持・不支持の動向だろう。

この先、内閣支持率の下落が顕著になれば、自民党内の5割近い反対勢力の中から「石破首相では次期参院選は戦えない。交代を」という声が噴出しても不思議ではない。「予算成立花道論」が高まり、3月末~4月初めの政変勃発が現実味を帯びる。

反対に支持率が現水準維持、あるいは上昇カーブとなれば、石破首相は政権基盤強化の契機を手にする。国民民主党の正式与党入り、日本維新の会との連携などの連立組み替え、野党第一党の立憲民主党との大連立構想も、現実的な選択肢となってくる。

参議院でも「少数政党並存」生じるか

2025年前半、内閣崩壊・首相降板か内閣存続・首相続投かは予測が難しいが、今後の政治を左右する最重要ポイントは夏の参院選である。選挙の焦点は、衆議院に続いて参議院でも少数政党並存が生じるか否かだ。

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