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今夏の参院選後も続投狙う石破首相の「真意」 「大負けしなければ勝ちと同じ」と自らを鼓舞

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参院選での過半数維持に注力する石破氏。目下の関心は日米首脳会談だが、経済・外交政策が見えてこない。

1月24日、国会で施政方針演説を行う石破首相。今夏には参院選も控え、少数与党政権の舵取りが問われる (写真:時事)

永田町ウォッチャーを自任する筆者だが、正直言って、内閣総理大臣石破茂という政治家の実相がよくわからない。

年齢67歳。衆議院鳥取県1区選出、当選回数13回。政治キャリアは申し分なしだ。地方創生相、自民党幹事長・政務調査会長、農林水産相、防衛相、防衛庁長官を歴任した大ベテランだ。

一方で石破氏が、故・安倍晋三元首相の7年8カ月に及んだ長期政権、続く菅義偉元首相の約1年間、さらに岸田文雄政権の3年間の計10年余り、自民党では非(反)主流派を余儀なくされてきたのは周知の事実だ。

慶応大学法学部に進学する直前の18歳で、母・和子が通った日本基督教団鳥取教会で洗礼を受けたプロテスタント長老派(プレスビテリアン)の信者である。石破氏が熱心なクリスチャンであることは最近、知られるようになってきた。

政治家の血統も受け継ぐ

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