大変すぎ!サブスク・定期購入「やめられない」罠 解約電話がつながらないときにすべきことは?
タレントの中川翔子さんも10月31日のXで、「解約したいのに電話しても全くつながらないまま10分以上またされてしかも通話のお金発生するっておかしい、、まだ出ない」(ママ)と電話での解約についての不満を投稿、11万件の「いいね」と、多くの共感コメントを集めた。
東京都消費生活総合センターによると、定期購入とサブスクの解約に関する相談3515件(2024年度上半期)のうち、電話に関わる解約トラブルが616件にのぼったという。
またSNSやアンケートなどで調べてみても、電話による解約で問題が起きている人が多い。
とくに読んでいるほうまで手に汗握るのは、電話の混雑でいつまでもオペレーターと話ができず、解約ができないという書き込みだ。解約電話の受け付けが平日9~17時という日中のみで、会社員にはつながる以前に、電話する時間がないという場合も。
そうこうしているうちにつぎの商品が届いてしまい、玄関のほうからピンポーン!みたいな。
親世代にも忍び寄る
AERAがネット上でおこなったアンケートでも、半数が「解約をすぐにできなかった経験がある」と回答している。
そのなかの60代の女性は、亡くなった父親が残した大量のサブスクや定期購入の契約解除に、悪戦苦闘した経験をおしえてくれた。
「サプリや清掃用品、クレジットカード、宅配食材や、使ってもいないインターネットプロバイダーの契約もあった。
ほかにあるのかないのかもわからず、引き落とし口座を凍結するなどして、大変でした。高齢者相手のサブスクや定期購入は、法律で規制すべきだと思います!」
そうして解約した定期購入・サブスクのなかには、電話でしか解約ができず、電話が「混み合っているため」、長時間つながらないこともあったそう。
「ようやくつながった電話で、時間をかけて解約の理由を聞かれたり、引きとめられたりすることも多かった」(同)
そうそう。電話とはいえ、生身の人が相手となると簡単には断りにくいのが人情だ。
しかもその間、0570で始まるナビダイヤルなら「20秒当たり10円(税込み11円)」の通話料金がかかっていることもあるから、始末が悪い。
かく言う自分も、とある食品の定期購入の解約で苦労したことがある。
ネットでの解約もできたが、違約金について確認したかったので電話の解約にトライした。電話は自動音声にすぐにつながったが、今日日のサポート電話はつながってからが長い。
ナビダイヤルなどなら、待っている間の電話代もかかる。さらに携帯電話の「定額通話プランの対象外になります」であることは、しつこいほどアナウンスされているから知っている人も多いだろう。