世界一有名なフィギュアスケーターが、今さらなる進化を遂げようとしている。最新ツアー「Echoes of Life」、12月7日の開幕を前に明かされた「プロ」としての思い、その影響力。
2014年ソチ、2018年平昌(ピョンチャン)で五輪2連覇。個人としては最年少での国民栄誉賞受賞。2022年北京五輪では、夢のジャンプ4回転アクセルに挑戦し、世界中の注目を一身に集めた。
希代のフィギュアスケーター・羽生結弦。その人気は今も絶大だ。ショーのチケットは開催地を問わず入手困難が続き、公演には日本全国、世界各国からファンが集う。長年取り組む被災地支援には多くのファンが賛同し、彼を中心に大きな支援の輪が生まれている。
何を成そうとしているのか
2022年夏のプロ転向後、力を注ぐのはフィギュアスケートの拡張。自作の物語を、映像や氷上プロジェクションマッピングなどの大規模演出を用いて表現する新たなエンターテインメントの創出だ。
羽生結弦は何を成そうとしているのか。彼が動くとき、その周りで何が起こっているのか──。本誌は独占インタビューを実施、関係企業・自治体に取材した。
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