マンネリを打破「秋冬スーツ」を洗練させるには メンズに伝えたい「定番色にシャツ」以外の選択

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ニットウェア特有のやわらかな印象がプラスされることで、ビジネスの場を和ませる効果も期待できる。

ミディアムグレーのスーツにダークブラウンのタートルネックセーターを合わせたコーディネート
スーツの色とコントラストをつけたセーターを合わせればメリハリが利いたスタイリングに。スーツ¥76,890、セーター¥15,290(ともにヒルトン)トートバッグ¥10,890(PT-9/以上すべて洋服の青山 池袋東口総本店 03-5952-7201)シューズ¥41,800(ジェネラル・アンド・オーディナリー/デザインワークス ドゥ・コート 六本木ヒルズ店 03-5786-9831)(撮影:今井康一)

細い糸を使った薄手のハイゲージを合わせてもいいが、よりあたたかみを出せる少し肉厚のミドルゲージをおすすめしたい。カジュアル感を出せるうえ、寒い季節でも快適に過ごせる保温性能が高くなるためだ。

冷えを感じる首元をすっぽりと被うタートルネックは、マフラーやネックウォーマーといった小物を使う必要がなく、荷物をコンパクトにできる利点もある。コーディネートに取り入れるときのポイントは、スーツとのコントラストをつけること。

そうすることで、Vゾーンが際立ちメリハリの利いたスタイリングが完成する。実際のコーディネート例では、ミディアムグレーのスーツにダークブラウンのタートルネックセーターを合わせた。

知的かつシャープに見えるグレーに、あたたかみを感じさせるブラウンの色合わせは、お互いを補完してくれる。そしてシューズとバッグはブラックを合わせることで、全体が引き締まった印象に。

シューズのデザインはレースアップではなくローファーにすることで、タートルネックセーターとのカジュアル感とマッチする。

ベーシックなデザインのブラックのローファー
定番のレースアップではなく、ローファーを選ぶことでほどよくカジュアルダウン(撮影:今井康一)

スーツとタートルネックセーターの組み合わせはカジュアル度がやや高く、時と場所を多少選ぶが、スーツスタイルがぐっとこなれた印象になるので、試してみてはいかがだろうか。

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栃木 雅広 スタイリスト・エディター

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とちぎ まさひろ / Masahiro Tochigi

1978年生まれ。大阪府出身。Quilt所属。大学卒業後、すぐにスタイリストの道を歩むことに。そして2002年に独立。複数の男性ファッション誌・サイトでのスタリングを担当するほか、広告やファッションブランドのカタログでのスタイリングも手がける

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