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国立大学の「授業料値上げ」はどこまで広がるか 74校アンケート、値上げを検討している大学は?

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東京大学が授業料を値上げした。ほかの国立大学も値上げをするのか。

授業料の2割値上げを発表した東京大学(撮影:梅谷秀司)

特集「国立大学 値上げの本心」の他の記事を読む

東京大学が授業料を値上げした。ほかの国立大学や私立大学も値上げするのではないか。学生や保護者、大学関係者の間で不安が広がっている。東洋経済は86あるすべての国立大学にアンケートを送付。値上げについての考え方などを聞いた。

【配信予定】
11月上旬 「授業料を上げざるをえない国立大学の事情」
11月中旬 「国立大への支援だけでいいのか。平等な競争環境を求める私立大」
11月中旬 「高等教育の投資は誰が負担すべきか」

東京大学は9月24日、授業料を64万2960円へ値上げすると発表した。実施は2025年度から。現在の授業料53万5800円に比べ、2割の値上げである。

値上げする理由は、「教育学修環境の改善は待ったなし」(東大の「授業料改定案」より)だから。東大は、国からの運営費交付金、科学研究費補助金など多くの資金調達で日本トップ。その東大でさえ授業料の値上げに踏み切るため、ほかの国立大学でも値上げが相次ぐのではないかと、学生や保護者の間で不安が広がっている。

実際、ほかの国立大学はどのように考えているのか。

値上げを「今後検討する」16校

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