東証グロース上場のGENDAは30件超のM&Aを駆使し急成長を遂げている。
10月初頭、東京・池袋のゲームセンター「GiGO総本店」。小雨のぱらつく平日の昼前にもかかわらず、店内はずらりと並んだクレーンゲームに興じる若者や家族連れ、インバウンドなど、多様な客層でにぎわいを見せていた。
1人の若い女性がクレーンゲームに小銭を投じた。サンリオの人気キャラクター「クロミ」のぬいぐるみに狙いを定めるも、結果はゲットならず。女性は「あーっ」と悔しがった後、次なるターゲットを探し求めて、店の奥へと吸い込まれていった――。
セガ系など30件超のM&Aで急成長
2018年の創業から2年半でゲームセンター大手のセガ エンタテインメント(現GENDA GiGO Entertainment)を買収するなど、直近までに30件超のM&A(合併・買収)を駆使して、急成長を遂げる東証グロース上場のGENDA。冒頭のGiGOは、同社が運営するゲームセンターのブランドだ。
今2025年1月期も、東証スタンダード上場の音通やアメリカのミニロケ(無人のゲームコーナー)大手、パーティードリンク卸などへのM&Aを発表し、9月には業績予想を上方修正した。売上高は1100億円(期初予想は1000億円)と、前期比でほぼ倍への大幅増収を見込む。
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