SCE社長が語る次世代ゲーム機「PS Vita」の戦略とは

SCE社長が語る次世代ゲーム機「PS Vita」の戦略とは

12月17日に発売されるソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の次世代ゲーム機「PlayStation Vita」。2004年に発売された携帯ゲーム機「PlayStation Portable」の後継機で、通信機能や操作性を向上させたハイスペック端末となっている。

スマートフォン(高機能携帯電話)で遊ぶソーシャルゲームの台頭でゲーム専用機を取り巻く環境が厳しさを増す中、PS Vitaはどう戦うのか。9月1日付でSCE社長に就任した英国出身のアンドリュー・ハウス氏が戦略を語った。

--任天堂の「ニンテンドー3DS」という強力なライバルに加え、スマートフォン市場もゲーム業界にとって脅威になりつつある。PS Vitaの勝算は。

「Vitaは操作性や没入感といったゲーム本来の楽しみ方を強化しており、十分に戦える。10月15日に開始した予約販売も好調で、過去最大となる24タイトルのゲームソフトが17日にゲーム本体と同時発売される。

PSPとは違い、最初からネットワークにつなぐことを前提にしており、スマートフォンのようなコミュニケーション端末としても楽しめる。ゲーム専用機とスマートフォン、双方の機能を備えたのがVitaだと考えている」


 --任天堂の「3DS」が1万5000円に値下げしたのに対し、PS VitaはWi−Fi対応モデルが2万4980円、3G/Wi−Fi対応モデルが2万9980円となっている。割高に感じる消費者も出てきそうだが、価格戦略をどう考えているのか。

「価格については、じっくり検討した結果だ。確かに『PS3』の場合は、ライバルよりも高い価格設定で値下げした経緯がある。だがソフトを充実させて、優れたインターフェースで新たなゲーム体験を提供すれば、消費者がその価値を判断するはずだ。PSPと比べるとVitaは進化しており、発売初期は高めの価格設定にならざるをえないが、それに見合う価値を提供していく」

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