任天堂「ゼルダの伝説」が新作で示した"意外性" 自由度の高さと懐かしさが融合している

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
キラキラと光っているオブジェクトは借りることができる。たとえばイスを借りれば足場にできる(画像:任天堂)

また、魔物もカリモノとして出現させることができる。敵と戦うときは相手に有利な魔物を召喚すれば、より有利に立ち回ることができるわけだ。

さらに、「シンク」という要素もある。これはゼルダとカリモノを同じように動かせる仕組みで、たとえば壁を登る蜘蛛にシンクすれば一緒に高いところへ行けてしまうのである。

旧来の「ゼルダの伝説」シリーズは、用意されたひとつの答えを導き出す謎解きを楽しむゲームだった。一方で、本作はプレイヤーにいくつもの選択肢が与えられている。カリモノは100種類以上あり、どれを使って謎を解くかはプレイヤー次第だ。

ベッドひとつにしても活用法がたくさん

とにかく便利なベッド。積み重ね方を工夫すれば狭い地形でも橋が作れる(画像:任天堂)

このように『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』ではさまざまなアイテムが使えるのだが、特に注目を集めているのがベッドである。

まず、ベッドは足場として優秀だ。高さが1マスなのでジャンプで乗れるうえに、幅が2マスあるので「ベッドの上にベッドを置きつつ登る」ことができる。つまり、ベッドを階段のような形状にすることで高さを稼げるのだ。

高いところにあるアイテムを手に入れるのはもちろん、ちょっとした崖を飛び越えることもできるなど、とにかくかゆいところに手が届くのである。

そして、ベッドは眠ることでHPを回復できる。通常であればアイテムを使ったり、あるいはHPを回復するハートを探すなどの必要があるわけだが、ちょっと借りて眠ればよいのだから便利である。

カリモノで草原に火をつけるなど、環境に働きかけるケースもある(画像:任天堂)
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事