ビジネスシーンで「相手に印象を残す」装いのコツ 生地感でだらしなさを回避しつつ爽やかに演出
身だしなみを整えている程度ではなく、企業の方向性や存在感を伝えられたらしめたものです。例えば、「業界を牽引する企業」とうたいながら旧態依然とした古さを感じさせる外見では、第三者は懐疑的になりかねません。どんな装いであろうと、身に着けるもののクオリティを重視しながら表現してみましょう。
印象管理に成功している著名人2名
自分のテーマカラーやスタイルをある程度確立させておくと、「らしさ」が出来上がってきます。テーマカラーをパーソナルカラーから探す方法もありますが、自分にとってモチベーションが上がる色、インスピレーションをかき立てられる色がベストだと思います。小物など部分的でもよいので、自分に取り入れるとよいでしょう。
コーディネートにこだわりがあれば、ファッションスタイルは1つの個性として確立します。ただ、カラーもスタイルも「自分はこれでいく!」と、あまりにこだわってしまうとシーンにマッチしないタイミングもあるので、そこは柔軟に考えてほしいです。
ここで、印象管理を上手に取り入れている著名人を2人紹介しましょう。
1人は、元ソニーグループ社長の平井一夫氏でしょうか。「トップは見た目を意識せよ」と自ら有言実行してきた方です。社長時代は、自分自身を「信頼を左右する企業ブランドの体現」と考え、一糸乱れぬヘアスタイルと隙のない服装、言動に気を付けていたそうです。シーンに合わせてネクタイもこまめに変えていました。シニアアドバイザーである現在では、ウェーブがかったヘアスタイルと柔らかい色合いの装いで、余裕と柔軟性、穏やかなビッグキャパシティを感じさせます。
もう1人は、政治家ですがイタリアのメローニ首相を挙げたいと思います。男性優位の国で首相に就任し、先の欧州議会選でも大勝して存在感を発揮しています。
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