信州の「歴史と文化」を味わう非日常旅のすすめ 文豪が通った松本の奥座敷で「本に溺れる」贅沢
ホテルから湯坂を上って徒歩2分ほどの場所に緑の屋根が印象的な古民家がひっそりと存在する。
大正時代の2軒長屋を改装した建物の扉をガラリと開けると、清閑なる空間が広がる。ここのテーマは「自分を見つめる」「人生を考える」場所。
書棚には多数の哲学書が並ぶ。ブックストアで購入した本を読むこともいいだろう。思考を巡らせるため、パソコンのキーボード音は禁止、おしゃべりは「ヒソヒソ声」のみ。じっくりと自分の時間に集中できる。
疲れた体に染み渡るのが甘いものだ。自家製プリンは程よい固さで、きりりと苦いカラメルが脳に体にと刺激を与える。
かつての文豪たちがどのように過ごしたのか、そんなことを頭に思い浮かべながら知識の空間に浸るのを一度は体験してみると、松本という「街の見え方」が変わるかもしれない。
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