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伝説のエンジニアと組んだ半導体ラピダスの前途 アップルやテスラのチップ開発を担った天才

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顧客第1号だ。

共同会見で握手をするラピダスの小池淳義社長とジム・ケラーCEO
ジム・ケラー氏(右)は伝説的な半導体エンジニアだ(写真:記者撮影)

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『週刊東洋経済』3月23日号の産業リポートは「1兆円の巨大半導体工場 TSMC熊本が始動」。日本初のTSMC工場は、半導体産業再興の起点となるか。現地取材を基に最新動向をリポートする。
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半導体を国策として進める政府にとって、TSMC誘致と並ぶ柱がラピダスだ。

2022年8月に設立された同社が目指すのは、次世代の最先端半導体の量産とファウンドリー(受託製造)ビジネスの展開。昨年11月、その「顧客第1号」と提携で合意した。相手はカナダのAI半導体ベンチャー・テンストレントだ。

「スピードを重視しているパートナーと組めるのはとても有意義だ」──。今年2月、両社が開いた会見で、テンストレントのジム・ケラーCEOはラピダスを選んだ理由についてそう語った。

ラピダスは、TSMCなど既存ファウンドリーとの差別化を図るため、製造にかかる期間を短縮する戦略を打ち出している。

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