フィリピンに鬼才の風格を漂わせる大型新人が誕生した。マルティカ・ラミレス・エスコバル監督、31歳。脚本は25稿を重ね、21歳から8年の年月をかけて完成した。新人監督の登竜門として知られるサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞、各地で絶賛されている。
72歳のレオノール(シェイラ・フランシスコ)は引退した映画監督。借金と息子との関係悪化に悩んでいたところ、脚本コンクールの新聞記事を目にし、未完のアクション映画の脚本に取り組むことに。しかし、ある日、テレビが頭に落ちてヒプナゴジア(半覚醒)に陥り、フィクションと現実が交錯し始める──。
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