アクションスターが大統領になることへの違和感 フィリピン発のポップな社会風刺映画

✎ 1〜 ✎ 28 ✎ 29 ✎ 30 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
映画『レオノールの脳内ヒプナゴジア』のワンシーン
映画『レオノールの脳内ヒプナゴジア』監督・脚本:マルティカ・ラミレス・エスコバル/出演:シェイラ・フランシスコ、ボン・カブレラ、ロッキー・サルンビデス、アンソニー・ファルコンほか/2024年1月からシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

フィリピンに鬼才の風格を漂わせる大型新人が誕生した。マルティカ・ラミレス・エスコバル監督、31歳。脚本は25稿を重ね、21歳から8年の年月をかけて完成した。新人監督の登竜門として知られるサンダンス映画祭で審査員特別賞を受賞、各地で絶賛されている。

72歳のレオノール(シェイラ・フランシスコ)は引退した映画監督。借金と息子との関係悪化に悩んでいたところ、脚本コンクールの新聞記事を目にし、未完のアクション映画の脚本に取り組むことに。しかし、ある日、テレビが頭に落ちてヒプナゴジア(半覚醒)に陥り、フィクションと現実が交錯し始める──。

関連記事
トピックボードAD