『インファナル・アフェア』シリーズなど、いぶし銀の魅力で香港映画界を牽引してきた俳優・アンソニー・ウォン。2014年に民主化を求めた若者たちによる「雨傘運動」(警察の催涙弾などを雨傘で避けたことに由来)を支持し、中国政府を批判したことで、香港および中国映画界から締め出されることとなった反骨の映画人である。
しかしそんな逆境の中、半身不随の男とフィリピン人家政婦との交流を描いた『淪落(りんらく)の人』(18年)で、香港電影金像奨最優秀主演男優賞に輝くなど、その存在感はいまだ衰えることはない。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら