セブン&アイが豪セブン運営会社1670億円で買収 豪州でコスト低減や顧客基盤の強化が可能に

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セブンイレブンの看板(都内)Photographer: Kentaro Takahashi/Bloomberg

セブン&アイ・ホールディングス(7&iHD)は30日、子会社を通じてオーストラリアのコンビニエンスストアチェーン「セブンイレブン」のフランチャイズ事業などを手掛ける会社の全株式を17億1000万豪ドル(約1670億円)で買収すると発表した。

発表資料によると、買収対象の企業は「コンビニエンス・グループ・ホールディングス」で取得時期は2024年の4-6月を予定している。今期(24年2月期)の業績への影響は軽微としている。

7&iHD広報担当者によると、同社は豪州でライセンス契約を通じてセブンイレブン751店舗を展開している。同社では日本と北米以外でもコンビニ事業の拡大を計画しており、今回の買収で成長市場である豪州においてコスト低減や顧客基盤の強化が可能になり、企業価値の向上が実現できるとしている。

一方、7&iHDは同日、発行済み株式総数の2.83%、金額にして1100億円を上限に自己株式を取得すると発表。それとは別に、1株を3株にする株式分割も公表した。効力発生日は2024年3月1日。

(発表の詳細や背景情報などを追加して更新します)

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著者:黄恂恂

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