三井住友FGの中島達副社長が社長に昇格 グループ最高経営責任者も中島氏が兼務
三井住友フィナンシャルグループ(FG)は30日、中島達副社長が12月1日付で社長に昇格すると発表した。グループ最高経営責任者(CEO)も兼務する。11月25日に前社長の太田純氏がすい臓がんで急逝し、社長は空席となっていた。
中島氏は東京大学工学部卒で、1986年に住友銀行(現三井住友銀行)に入行。経営企画部門、リテール部門、財務部門など幅広く経験した。太田氏が死去してからは職務を代行していた。
中島氏は、アジアと米国での積極的な事業拡大を主導した太田氏の後、同社のさらなる発展を目指すことになる。また、日本銀行が長年にわたる大規模な金融緩和政策の出口戦略を探る中、金利上昇への備えも必要となる。
同社は午後4時半から会見を開いて社長人事について説明する。
中島氏は2019年から4年間にわたり三井住友FGのCFOを務めた。この期間、太田氏とともにSBIホールディングスとの資本業務提携など主要施策を率いた。23年4月からは三井住友FG副社長と三井住友銀行副頭取を兼務し、大企業向け営業を統括している。
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--取材協力:林純子.
(背景を追加します)
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著者:鈴木英樹、浦中大我
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