「日本はタイやベトナムより豊かだ」という幻想 スシローも大戸屋も日本で食べるより高い
主要6カ国からの2023年上半期の訪日客数は合計172万4000人で、国別ではタイ(約50万人)、ベトナム(約30万人)、フィリピン(約28万人)と続く。
注目したいのが訪日観光客の消費額だ。
2019年度の調査によると、ベトナムからの観光客の1日当たりの消費額は2.2万円で、ベトナムを訪れる日本人観光客の1日当たりの消費額1.6万円を超えている。タイからの訪日観光客の1日当たり消費額2.2万円も、タイを訪れる日本人観光客の2.0万円を上回る。
海外旅行を楽しむことができる層に厚み
日本政府観光局の直近の調査によると、訪日外国人の消費額はタイが6位、フィリピンが11位、ベトナムが13位、インドネシアが14位、マレーシアはドイツと並ぶ15位となっている。
東南アジア諸国では日本旅行、ひいては海外旅行を楽しむことができる層に厚みが出ているのだ。
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