長野県・軽井沢病院の「おくすりてちょう」は、処方された薬を記録する目的で配布されている小冊子とはやや趣を異にする。一冊一冊すべて異なる表紙デザインに、シリアルナンバーが刻印され、同じものはない。中は白紙だ。
心を動かされたことばを書き留め、折にふれて読み返すことで「言葉を良薬のように服用してほしい」という思いを込め、地元のデザインブランドとの協働で制作された。
本書はこの「おくすりてちょう」の発案者であり、同病院長を務める著者による、ことばをテーマとした33篇からなるエッセイ集である。
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