1989年 現代史最大の転換点を検証する 竹内修司著
1989年、世界では何が起こったのか。ソ連のアフガニスタン撤退、中国での天安門事件、ベルリンの壁崩壊、ルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻の死刑など。一連の出来事は、いずれも共産圏の崩壊と冷戦の終焉につながったが、これらの連鎖的な現象が起こったのは、テレビ映像として世界中に発信されたことが大きいという。
ゴルバチョフが西側で行った演説も、ベルリンの壁をハンマーで壊す人々も、天安門で戦車の前に立つ人物の姿も……。それらは、現在進行形である北アフリカ諸国での動乱に、ネットなどが果たす役割となって繰り返された。
冷戦の時代といわれた20世紀後半を、歴史的に位置づけようとする試み。
平凡社新書 798円
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