日立建機は4月中旬に土浦、霞ヶ浦など被災5工場が完全復旧へ【震災関連速報】
日立建機は4月中旬にも、被災5工場の稼働率を震災前の水準に回復できるメドが立った。現在の稼働率は3割強とみられる。
被災したのはいずれも茨城県下の土浦工場(土浦市神立町)、霞ヶ浦工場(かすみがうら市深谷)、常陸那珂工場(ひたちなか市新光町)、常陸那珂臨港工場(同市長砂)、龍ヶ崎工場(龍ヶ崎市)。いずれも震災直後に操業を停止したが、3月17日から順次再開、現在は低水準ながらもすべて稼働している。国内外工場で稼働率低下をカバーする体制は敷いていない。
5工場の立地地域では電力制限が行われていない。また、直接取り引きしている部品サプライヤーの間にも甚大な被害を受けているところはないという。ただ、サプライヤーが取り引きしている部材メーカーで、今後供給が停滞する懸念がある。
また、建機への被災地復興需要については、当面はすでに市場に出回っているレンタル機で充当される見通し。日立建機の新車売り上げにつながるのは、被災地のインフラ整備工事などが始まる今夏ごろとみられる。
(杉本 りうこ =東洋経済オンライン)
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