東洋製罐は茨城・石岡や埼玉・久喜など7工場が順次操業再開、ただ津波被害の仙台工場は停止長引く【震災関連速報】
飲料缶やPETボトルの製造大手、東洋製罐は東日本大震災の影響で操業を停止したグループ会社含めた8工場のうち、7工場が4月中旬までに操業を再開する見込みだ。
このうち、東洋製罐本体の石岡工場(茨城県石岡市柏原)と久喜工場(埼玉県久喜市河原井町)は3月中旬から缶やPETボトルの一部生産ラインを稼働している。4月中旬には正常の生産量に戻す計画だ。
子会社では日本クラウンコルクの石岡工場(茨城県石岡市柏原)も4月中旬に順次生産を再開。また、日本トーカンパッケージの仙台工場(宮城県黒川郡大和町松坂平)と福島工場(福島県いわき市勿来町窪田十条)、本州製罐の結城工場(茨城県結城市若宮)、東洋食品機械の福島工場(福島県伊達市保原町字東野崎)は3月末までに復旧した。
東洋製罐は震災後に対策本部を立ち上げ、すでに全従業員に人的被害がなかった事を確認済みだ。ただ、主力工場の一つである本体の仙台工場(宮城県仙台市宮城野区港)は津波による浸水で生産設備などへの被害が大きく、復旧のメドは未だ全く立っていない。
(張 子渓 =東洋経済オンライン)
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