ホンダが4月11日から国内全拠点で生産を再開。ただ本格稼働は依然メド立たず【震災関連速報】

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ホンダが4月11日から国内全拠点で生産を再開。ただ本格稼働は依然メド立たず【震災関連速報】

ホンダは31日、東日本大震災の影響を受けて生産を休止している埼玉製作所狭山工場(埼玉県狭山市)と鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の自動車(4輪車)工場で、4月11日から操業を再開すると発表した。海外向け部品の生産は先駆けて4月4日から復旧する。

国内全拠点で生産が復帰することになるが、課題はまだ多い。サプライヤーからの部品供給が依然不安定なため、2工場の稼働率は当面5割程度にとどまる見通し。また日本からの部品供給が滞る影響で、北米6カ所での生産台数も1日5700台から当面同2000台程度へ縮小する。

今回の震災による国内の生産停止の影響は、4月10日までで軽自動車を含め5万8500台に及ぶ見通し。10年のホンダの世界生産は364万台(うち国内99万台)であり、その割合が決して大きいわけではない。ただ工場の全面稼働については北米を含め依然メドは立っておらず、生産の正常化が遅れれば、業績への影響(特に来2012年3月期)は不可避な状況にある。

(並木 厚憲 =東洋経済オンライン)

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事