佐川急便が28日から東北6県でのクール便の集配・配達を再開【震災関連速報】
宅配便大手でSGホールディングス傘下の佐川急便は28日から、一部集配不能エリアを除き、青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県でのクール便の集荷や配達を再開する。一部集配不能エリアとは、岩手県下の大船渡市、陸前高田市、釜石市、上閉伊郡、下閉伊郡、気仙郡、宮城県下の石巻市、東松島市、気仙沼市、牡鹿郡、本吉郡、亘理郡、福島県下の南相馬市、双葉郡のこと。岩手県の久慈市は26日から一部集配不能エリアではなくなっている。
東北6県で佐川急便はこれまでクール便の集配・配達を停止していた。これでまだ正常化していないのは時間帯指定便のみとなった。
佐川は17日に福島を除く東北5県で営業店止めの宅配便の取り扱いを再開。18日には福島県でも営業店止めの取り扱いを再開していた。19日から茨城県全域での集荷・配達サービスを再開。22日には東北6県での代金引換便の取り扱いや、青森県、秋田県、山形県での通常の集荷・配達を再開したほか、被災原発に近いいわき店、相馬店(いずれも屋内待避エリア外)への営業店止めサービスを再開。23日にはいわき店、相馬店から全国への配送を再開した。24日には一部集配不能エリアを除く東北6県で、クール便や時間帯指定便を除き、戸口まで届ける通常の宅配便サービスを再開していた。
(山田 雄一郎 =東洋経済オンライン)
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